2021/11/18

看護を語る会を行いました

 10月28日(木)看護を語る会を行いました。この会は、各セクションが臨床現場で経験した事例を発表し、それについてグループで互いに語り合う会です。
発表者は現場でどのような気持ちで看護に取り組み、そこから得た学び・気づきを今後どのような看護につなげていきたいかを発表します。それに対して聴き手側は、その事例からの学びだけでなく、発表された事例について自身の看護観や共感したこと、似たような事例での自身の対応例など、テーマに関連のある話題を自由に語り合います。

 今回の看護を語る会では、多くのチームが「在宅への退院支援」について取り上げました。ただ自宅へ退院するだけでなく、できる限り本人とご家族の状態と希望に沿った形で退院が実現するためには、本人や家族へどのように関わることが必要か、どのようなプロセスで支援することができたかを共有しました。
自由な語りの中で、先輩後輩や病棟の垣根を越えて、お互いの語りを聴き、うなずき合ったり、似たような体験をしたスタッフからの「あるある!」という共感の声や拍手が上がりました。また、普段の現場で起こる葛藤や上手くいかなかった失敗例についても、共有・共感し合い、次に活かすことができるようにアドバイスや励ましの声を掛け合う姿がみられ、大いに語り合う機会となりました。

 看護部では事例を通じて、より良い看護の実現に向けて、意見を交換し合うことで、情報の共有と仲間同士の絆を深めることを大切にしています。今回の看護を語る会を活かして、さらなる看護の充実を目指していきます。

看護を語る会


看護を語る会②


<発表演目>
*コロナ禍における患者・家族支援への葛藤~認知症患者の隔離対応へのジレンマ~
*ターミナル期の患者の在宅への退院支援~家族の思いに沿った支援について~
*患者が望む管のない生活への援助~患者・家族と医療者とのイメージの相違に着目して~
*老々介護における在宅看取りを希望された家族への退院支援~患者・家族の思いを尊重した関わりと今後の課題~
*外来ドタバタ日誌~オムニバスで事例を通して私たちの看護を振り返る~

2021/10/20

ジャパン・マンモグラフィーサンデー(JMSプログラム)を開催しました

栄養ワンダー


 2021年10月17日(日)に、ジャパン・マンモグラフィーサンデー(JMSプログラム)を当院健康管理センターにて開催しました。小雨がぱらつき肌寒い中ではありましたが、予約上限の20名の方にご参加いただき大盛況となりました。

 「ジャパン・マンモグラフィーサンデー」は、子育て・介護・仕事など、多忙な平日をお過ごしの女性のために認定NPO法人J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)が全国の医療機関に呼びかけた、「10月第3日曜日に全国どこでも乳がん・マンモグラフィー検査が受診できる環境づくり」への取り組みです。

 当日はマンモグラフィー検査・乳腺エコー検査・医師による診察・触診のほかに、「InBody(筋肉量測定)」、「骨密度測定」、「手洗いチェック」、「のうKNOW(脳のパフォーマンスチェック)」、「ピンクリボンアドバイザーによるアドバイス」を希望者の方に実施いたしました。

 ピンクリボン運動にちなんで、ピンクの風船やお花などで飾りつけを行い、普段の健康管理センターとは一味違った雰囲気の中、乳がん検査以外でもご満足いただけたのではないかと思います。

 来年以降、継続的に実施していくことも検討しておりますので、今回参加できなかった方も、次回開催のお知らせを見かけましたら、お気軽にお問い合わせください。

2021/08/30

栄養ワンダー2021「予防めしで免疫力を高めよう!」を行いました

栄養ワンダー


 2021年8月24日(火)にグルッポふじとうで、栄養ワンダー2021「予防めしで免疫力を高めよう!」を行いました。
 当日は暑い中15名の方にご参加いただきました。講師は、東海記念病院の管理栄養士の藍川智津が務めました。今回のテーマとなっている「予防めし」とは、生活習慣病など各種疾患等の予防に役立つ食事のことをいいます。今回は、その中でも免疫機能を低下させないで感染症の予防に役立つ食事についてご紹介いたしました。

 免疫機能は、様々な成分が複雑な代謝を営むことによって成り立ち、その仕組みには多くの種類の栄養素が関与していることが分かってきました。そのため、特定の栄養素や食品に限定するのではなく、日々栄養バランスのとれた食事を継続的に摂取することが大切です。そこで、講義の中では少しの工夫で栄養をアップさせる例として、ごはんにしらす干し、サケフレーク、花かつお等を足したり、味噌汁に豆腐、油揚げ、あさり、しじみ、卵等を足したり、うどんを豚汁風のうどんにするなどを紹介させていただきました。このような、普段食べている食事を少し変えてみるだけでも、栄養アップにつながります。

 3回の食事では難しいときには、間食を活用することも効果的です。バナナや今回の講義で配布したキウイフルーツなどにヨーグルトやはちみつを足して食べることも栄養アップにつながります。それでも難しいときにはかかりつけ医や病院で栄養補助剤を処方してもらったり、栄養補助食品を利用することも手ですが、まずは食事での栄養摂取を心がけましょう。

 栄養を摂る際に大切なのは、食べることを楽しむことです。楽しく食べると吸収率も変わるといわれています。楽しく食べて免疫力をアップし元気な毎日を送りましょう。

 当院では管理栄養士による栄養教室や料理教室なども開催していますので、今後もぜひご参加ください。

2021/08/25

まちの保健室健康講座「骨粗鬆症を防ぐ栄養について」を行いました

まちの保健室


まちの保健室


 2021年8月20日(金)にグルッポふじとうで、まちの保健室健康講座を行いました。
 今回のテーマは、「骨粗鬆症を防ぐ栄養について」でした。当日は23名と暑い中大変多くの方にお越しいただきました。講師は、東海記念病院の骨粗鬆症チームから理学療法士の則竹賢人と管理栄養士の藍川智津が務めました。

 理学療法士の則竹からは、骨粗鬆症に関する基礎知識や、予防のための運動、骨密度の検査方法の紹介や検査結果の見方の説明がありました。
 骨密度は、一般的に40歳から減少し始めるといわれています。骨粗鬆症になってしまうと、骨折のリスクが高まります。骨折により動く量が減ってしまうと寝たきりになり介護状態につながる恐れがあります。骨を強くするには日光浴も効果的で、1日15分程度日光を浴びると良いそうです。また、それに加えて転倒をしないように運動で筋力をつけることも大切です。日々のウォーキングや今回講義の中で紹介された運動を是非ご自宅でもお試しください。

 管理栄養士の藍川からは、骨粗しょう症予防のためのカルシウム摂取についてや、サプリメントについて、食事療法においての注意点など日ごろの食生活におけるアドバイスを行いました。
 骨粗鬆症予防のためには、カルシウムを毎日800~1000mg摂取することが望ましいといわれている一方で、日本人の平均摂取量は平均で500mg程度にとどまっています。魚介類、大豆製品や乳製品、野菜・海藻類をバランスよく摂れるような食生活を目指しましょう。最近は様々な栄養補助のサプリメントがありますが、サプリメントは簡単に栄養摂取ができる一方で過剰摂取にもつながりやすいため、食事から摂取することが望ましいです。
 また、骨粗鬆症の予防は、カルシウムだけを摂れば良いわけではありません。魚(サケ・ウナギ・サンマなど)やキノコ類に多く含まれるビタミンDはカルシウムの吸収を助ける作用があり、納豆に含まれるビタミンKは骨基質タンパク質を改善します。日々の食事の中で骨粗鬆症の予防ができるように、少しずつ工夫をしてみましょう。

 東海記念病院では、病院内のチーム活動として、骨粗鬆症チームがあります。地域の方々への病気の啓発や、早期発見ができるよう健診活動などを積極的に行っております。月に1回、不定期で(※)外来にて無料骨密度測定会を実施しています。
どなたでも無料でご参加いただけますので、気軽にお越しください。

 多数の方のご参加をいただきありがとうございました。来月もご参加お待ちしております。

※8月の骨粗鬆症チーム無料骨密度測定会は27日9時~11時に東海記念病院にて開催予定です。

2021/08/04

まちの保健室健康講座「健康寿命を延ばすコツ」を行いました

まちの保健室


 2021年7月28日(水)にグルッポふじとうで、まちの保健室健康講座を行いました。
 今回のテーマは、「健康寿命を延ばすコツ」でした。当日は7名の参加者にお越しいただきました。
 講師は、東海記念病院さぼてんクラブの理学療法士の吉田旭宏が務めました。

 健康で自立した生活が送ることが出来る健康寿命を延ばすためには、要介護状態にならないよう予防することが大切です。
 特に要介護と関係性が深い
・生活習慣病
・フレイル…加齢に伴い身体的・精神的・社会的に低下した状態
・サルコペニア…加齢に伴い筋量が低下した状態
・ロコモティブシンドローム…運動器の障害により移動機能が低下した状態
には注意が必要です。
 
 最近ではコロナの影響で、外に出かける機会が減ってしまって運動量が減ってしまったり、人とのかかわりが減ってしまった方も少なくないと思います。そうした中で、講義の中では自宅で簡単にできるスクワット、つま先立ち、片足立ちなどの運動や、健康的なウォーキングの仕方を紹介させて頂きました。

 一人ではなかなか運動する気になれなかったり、モチベーションが保てないという方もいらっしゃると思います。当院さぼてんクラブでは、春日井エリアでサロンの立ち上げ支援を行っており、その中には体操教室を開催しているサロンもあります。今回の参加者さまにも、早速サロンに参加することになった方もいらっしゃいます。もしご興味がありましたらさぼてんクラブまでご連絡ください。

 講義にご参加をいただきありがとうございました。来月もご参加お待ちしております。

まちの保健室

 『春日井市まちの保健室モデル事業』の一環として、東海記念病院さぼてんクラブが実施している企画です。月に1回、医療・介護・健康に関するテーマで地域の皆さまに向けて無料の講座を開催しています。

 次回は、8月20日(金)14:00~グルッポふじとうで『骨粗鬆症を防ぐ栄養について』というテーマで開催します。講師は管理栄養士 藍川智津と理学療法士 則竹賢人です。先着25名様までの受付ですので、電話申し込みにて奮ってお申し込みください。

 次回もお楽しみに!

2021/07/30

禁煙外来の新規受付中止について

 禁煙外来は、現在使用薬剤の供給が不安定なため、新規患者さまの受付を中止しております。当面再開の目処は立っておりません。
 なお、再診患者さまにつきましては、通常通り診察を行っております。
 ご不便をおかけしますが、皆様のご理解ご協力をお願い致します。

2021/04/19

2021年度 入社式を開催しました

入社式


 4月1日(木)に、2021年度入社式を開催しました。
 今年度は医師、看護師などの13名を新入職員として迎えました。
 コロナに負けず、患者さまや利用者さまに安心と喜びを感じていただくことができる医療を目指して参ります。
 よろしくお願いいたします。

2021/04/01

2021年の祝日移動についてのお知らせ

 2021年は、東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、3つの祝日が下記の通り移動します。
 当院もこれに従い、休診日が変更となります。従来の祝日にあたる日は平日となり、通常通りの外来診療を行います。
 皆様のご理解ご協力をお願い致します。

7月19日(月)
通常通りの外来診療
7月22日(木) 海の日 ※7/19から移動 休診
7月23日(金) スポーツの日 ※10/11から移動 休診
7月24日(土) 第4土曜日 通常通りの外来診療
8月9日(月) 振替休日(山の日) ※8/11から移動 休診
8月11日(水)
通常通りの外来診療
10月11日(月)
通常通りの外来診療

2021/03/10

健康経営優良法人2021に認定されました

健康経営


 この度、医療法人社団喜峰会は「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に認定されました。健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度として経済産業省が推進している制度です。

 1950年創業の医療法人社団喜峰会は、職員全員が家族のようなあたたかい血の通った医療を提供する法人という創設者の思いと共に、地域の医療や介護、健康増進を含めて地域に貢献すべく取り組んで参りました。
 2020年5月、創業70周年を迎えた節目を迎えました。今後100年企業を目指して、当法人の理念やクレドを基に、地域の皆さまへ医療法人として貢献をしていくためには、職員そしてその家族が心身ともに健康で活き活きとすることが何より大切であると再認識しております。
 健康経営優良法人の認定基準では、従業員の生活習慣病などの発生予防や、従業員の生産性低下防止のための取り組みなど様々な項目があります。当法人では1年をかけて重点課題として「従業員間のコミュニケーションの促進」、「従業員の喫煙率低下」を掲げてきましたが、感染症流行に伴い従業員の感染症対策予防をはじめ、職員の健康を守る取り組みを法人全体で取り組むことで、多くの項目で評価企業全体平均値を上回る評価をいただくことができました。

 今後、職員そしてその家族へ更なる健康を支援していくために健康経営の質の向上に取り組み、地域への健康支援に貢献して参ります 。

健康経営2021


健康経営優良法人


2021/01/25

春日井市介護ハートスクールで事例発表をしました

ハートスクール


 12月17日(木)に春日井市西部ふれあいセンターで行われた一般社団法人春日井市介護保険居宅・施設事業者連絡会主催「春日井市介護ハートスクール介護支援専門員スキルアップ研修 第3回研修会 脳血管疾患に関わる事例検討会」で、当院通所リハビリテーションスタッフが事例発表を行いました。
 厚労省「令和元年版高齢社会白書(全体版)」によれば、介護が必要になった主な原因(その他を除く)の中でも、脳血管疾患は15.1%と2番目に多く、介護保険分野でも関わる事が多い疾患です。
 発表では、通所リハビリテーションでの脳血管疾患による機能障害の方への対応事例を紹介しました。利用者さまの課題解決に向けた身体機能や生活動作向上を中心としたリハビリテーション内容の紹介、利用者さまの希望や能力に合わせた目標設定の仕方、介護支援専門員(ケアマネジャー)と行った連携の具体的な内容についてお話ししました。
 今回紹介した事例は、介護サービスの利用により利用者さまの課題解決につなぐことができた事例で、その後は通所リハビリテーションサービスから卒業し、その後は当院のボランティアスタッフとして活躍していただいています。

 今後も通所リハビリテーションでは、介護保険分野に関わる全ての方々と連携・協力をしながら、利用者さま一人一人が自分らしい生活を送れるようにリハビリテーションを通じて課題解決を目指す支援をしていきます。

 研修会では当院の事例発表の他にも、課題解決に必要な目標設定や支援方法ついて検討・議論するグループワークを行ったり、薬剤師会、訪問看護ステーション、住宅改修業者の皆さまからそれぞれの視点から脳血管疾患に関する講義も行われ、非常に学ぶことが多い研修会でした。貴重な研修会に参加させていただきありがとうございました。

2021/01/21

無線LAN(Wi-Fi)エリア・オンライン面会サービス拡大について

無線LAN(Wi-Fi)エリア拡大について

 病棟内無線LAN(Wi-Fi)エリアが拡大し、各病室内でも通信機器(PC・携帯電話・タブレット端末等)が利用可能になりました。通信機器を持参いただくことで、インターネット通信を自由に利用いただくことができるようになりました。
※病棟での通信機器の貸出は行っておりません。

 なお、他の患者さまへ迷惑にならないよう、下記の事項にご協力ください。

大部屋での通話は、イヤホン着用をしていただくか、デイルームなど病室外でのご使用をお願いいたします。

消灯後のご利用はお控えください。

オンライン面会サービス拡大について

オンライン面会

 当院では7月より「オンライン面会」サービスを開始して参りました。さらに多くの患者さまと家族さまが病院玄関でiPadを貸出してのオンライン面会を開始します。

 スタッフがサポートするので、「スマートフォンやタブレットを持っていない」「機械が苦手でオンライン面会を利用することができなかった」という方でも安心してご利用いただくことができます。

◎料金 無料
◎予約 事前予約制です。

 詳細は下記のページを参照ください。

2021/01/14

入院前新型コロナウイルス検査について

 当院では、新型コロナウイルス感染症防止対策として、入院される患者さまに新型コロナウイルス検査を実施しています。検査にかかる患者さまの費用負担はありません。

 患者さまに安心して当院を受診していただくために、病院全体で感染防止対策を行っています。皆さまのご理解ご協力をお願いいたします。