検査科

臨床検査技師の紹介

 検査科では国家資格を有する臨床検査技師が現在13名、そのうち2名が超音波検査士の認定を受けており、技術の向上のため向けて積極的に学会、勉強会に参加しています。

臨床検査業務

臨床検査業務は生理機能検査と検体検査に分類されます。

生理機能検査

超音波(エコー)検査

   照明を落とした部屋で、超音波の通りをよくするためのゼリーを検査部位に塗り、その上から超音波を発信するプローブをあてて、反射した超音波を画像化し診断する検査です。
 超音波検査は被爆することがないため安全で痛みのない検査です。

所要検査時間:約20~30分

心臓エコー

 ベッドに寝ていただき、胸にゼリーを塗ってプローブを当て心臓の大きさや動き、心筋の厚さ、心臓弁の動きや形、異常血流の有無などを調べる検査です。

所要時間:約20~30分

腹部エコー

 肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓を検査し腫瘍、結石、炎症などがないかを調べる検査です。お腹全体にゼリーを塗って検査をします。食事により胆嚢や膵臓が見にくくなるため、食事を抜いた空腹の状態で検査をします。下腹部(膀胱・前立腺・子宮)も見るため、検査前の排尿は出来るだけ我慢してある程度の尿をためておいてください。 

所要時間:約15~20分

頸動脈エコー

 頸動脈の血管壁の厚さ(狭窄部位)の状態や、血流異常を調べる検査で、動脈硬化の状態がわかります。

所要時間:約20~30分

乳腺エコー

 乳腺腫瘍や炎症の有無などを調べる検査です。仰向けに寝ていただき、乳房全体にゼリーを塗って検査をします。

所要時間:約20分

甲状腺エコー

 甲状腺腫瘍や炎症の有無、大きさ、形状など調べる検査です。枕をはずした状態で仰向けに寝ていただき、首にゼリーを塗って検査をします。首を中心に検査を行うため、前開きか襟元の開いた服装をお勧めします。

所要時間:約20~30分

下肢静脈エコー

 下肢の静脈に血栓ができて足が腫れる深部静脈血栓症や表在静脈の弁が正常に機能しなくなり、血液が逆流・うっ血をおこす静脈瘤があるかどうか調べます。

所要時間:約30分

下肢動脈エコー

 下肢動脈が閉塞することによって冷感や痛みを感じ、更には壊死に至ることもある閉塞性動脈硬化症があるかどうか調べます。

所要時間:約30分

心電図検査

 手首、足首、胸が出るようにして仰向けになって寝て、不整脈、心筋梗塞、心肥大などがないか調べる検査です。この検査は人体に全く害がありません。

安静時心電図

 心臓が動く時に生じる電気を体の表面から記録する検査です。ビリっと電気が流れるようなことはありません。両手両足と胸に電極を付け、1~3分程度記録します。

所要時間:約5分

負荷心電図

 運動によってひきおこされる不整脈や狭心症などがないかを調べる検査です。

 心電図

マスター2階段試験

ホルター心電図

 胸に5個の電極と携帯型心電計を装着し、24時間の心電図を記録します。日常生活での不整脈・狭心症・心筋梗塞・無自覚の発作などがないかを調べる検査です。

所要時間(装着・説明):約20分

誘発筋電図検査

神経伝導検査

 腕や足を電気刺激して神経を伝わる速度や波の大きさなどを計測し、手・足の動きにくさ・脱力・しびれなどの原因が末梢神経の障害によるものなのか、またその部位や程度などを調べる検査です。末梢神経を電気刺激するので、ビリビリとした痛みを感じますが、中には眠ってしまう方もいらっしゃいます。人体に害はありません。
 指輪や時計ははずしていただくことがあります。腕の検査は肘上まで、足の検査は膝上まで出せるようにゆったりとした服装をお勧めします。検査部位が多い場合はそれ以上に時間のかかることもありますので、ご了承ください。

所要時間:30~60分

顔面筋電図

 耳の辺りを走っている顔面神経を電気刺激して目の下や口の上などの表情筋から筋電位を記録し、健常側と患側を比べて、顔面神経の障害の程度を調べます。

所要時間:約30分(瞬目反射と併せて)

瞬目反射

 目の上を電気刺激して三叉神経・脳幹部・顔面神経の障害の程度を調べる検査です。

誘発電位検査

聴性脳幹反応

ヘッドホンからカチカチ・・・という音を聞いてもらい、脳幹での聴覚神経系の興奮による電位を頭皮上より記録し、聴神経路、脳幹の障害や難聴を調べる検査です。

所要時間:約1時間

体性感覚誘発電位

 頭や首・背中などに電極を付け、手首や足首の感覚神経に電気的な刺激を与えることにより誘発される反応を記録し、末梢神経から脊髄を通って脳幹・大脳皮質に至る長い神経路の障害を調べる検査です。
 末梢神経を刺激するので、多少の違和感を伴う方もいらっしゃるかもしれませんが、それ程強い刺激ではありません。
 所用時間は約30~1時間です。
 検査部位が多い場合はそれ以上に時間のかかることがあります。

聴力検査

 外の音を遮断した部屋で行います。聴力検査には気導聴力と骨導聴力があり気導聴力は、耳にヘッドホンをあてて音を聞いてもらい測定、骨導聴力は耳の後ろの骨の部分に機器をあて、そこから伝わる音を測定します。

所要時間:約15分

呼吸機能検査

 マウスピースを口にくわえ、鼻をノーズクリップでつまんだ状態で検査をします。
 掛け声にあわせて息を吸ったり吐いたりして、肺の大きさや気管支の状態を調べます。正確な検査結果を得るためには、患者さまのご協力が必要となります。

所要時間:約10~15分

肺活量検査

 肺から出入りする空気量で肺の大きさや容量、肺の働きを測定し、呼吸器系疾患の度合いを調べる検査です。
 手術前にも肺の働きをチェックするために行います。

脳波検査

 脳波測定のための静かな部屋で、電極という小さな金属の皿を頭に付けて、てんかん・脳炎・意識障害などの異常を調べる検査です。30分ほど横になり、技師の指示で、目の開閉や、深呼吸などをしていただきますが、 ほとんど寝ているだけの検査で、ビリっと電気が流れることはありません。

所要時間:約90分

※睡眠中の脳波も記録しますので、前日の睡眠時間を減らし、検査前の昼寝は控えてください。
※汗や整髪料などで電極がはがれやすくなりますので、整髪料などは使用しないでください。

ABPI/PWV(上腕と足首の血圧比・脈波伝搬速度)

ベッドで安静後、両腕・両足の血圧と同時に心電図や心音図を測定します。血管の硬さと足の狭窄の程度を調べる検査です。ペースメーカーや血液透析をされている方はお申し出ください。

所要時間:約10~15分

ABPM(24時間血圧測定) 

24時間上腕にカフを巻き、日常生活中の血圧値を1時間ごと記録し、高血圧の程度や治療効果、白衣高血圧の診断、早朝高血圧の診断・治療などを調べる検査です。

所要時間(説明):約15分

検体検査

 生化学、血液学、血清、尿検査などを測定します。毎日厳しい精度管理のもと迅速かつ正確で信頼性の高い検査データを提供しています。

生化学検査

 肝機能、腎機能、血中脂質、糖代謝等を調べる検査です。至急検査については30分以内で報告しています。

血液学検査

 血球成分数の算定及び形態、凝固時間を調べる検査で、血液の働きを確認する事ができます。

免疫血清検査

血液中に感染によってできた抗体があるかを調べる検査で肝炎や自己免疫疾患、アレルギー等の診断をします。

尿・一般検査

 尿検査は「定性試験」とよばれる 尿タンパク・尿糖・潜血などの出現の有無を調べる検査と、顕微鏡で細胞や細菌など観察する「尿沈渣」の検査があり、腎臓の機能状態、糖尿病、尿路系疾患の炎症などがわかります。

尿素呼気試験

 尿素を含んだ検査薬を内服し、服用前後で呼気に含まれる二酸化炭素の量を比較してヘリコバクターピロリを見つける検査で、内視鏡検査を必要としない検査方法です。
 30分以内での結果報告が可能です。

輸血検査

 血液製剤の発注・保管・輸血検査・払い出し等を検査科で一元管理しています。

血液型

 ABO式、Rh[D]式を調べます。

交差適合試験

 患者さまの血液と輸血用血液とを反応させて、輸血の適合性を凝集や溶血の有無から調べ、溶血反応などの重篤な副作用を防止するために行います。

不規則抗体

 過去の輸血や妊娠などにより、産生されることのある抗体が存在するかどうかを調べて、輸血時に副作用(不適合輸血)にならないようにします。