放射線科

Department of Radiology

放射線科の紹介

 当院では、高精度な画像・情報でより正確な診断を可能にしたMR(磁気共鳴画像装置)や、高速度の撮影・画像処理を実現したCT及びデジタル画像による低被曝機器などの最新検査機器を積極的に導入し、予防・診断に高精度で苦痛のない検査を目指しています。

機器紹介

CT診断装置

GEヘルスケア社製 Revolution EVO ES 
<検査全体の目安:単純CT・造影CT検査 10分程度>

 CTは、X線を利用して身体の内部の断面画像を撮影する装置です。2018年12月に導入した当院のCTは、従来よりも検査時間短縮や被ばく線量が減少し、より安心して検査を受けて頂くことができるようになりました。

CTコロノグラフィー

 当院の台帳検査は内視鏡検査とCT頃のグラフィーがあります。
 CTコロノグラフィーは2014年4月から行っており、年間約250件の実績があります。

おすすめしている方 
・便潜血陽性の方
・腹部症状(腹痛・便秘など)がある方
・内視鏡の挿入が困難な方
など

心臓CT検査

 心臓に酸素や栄養を送る冠動脈の状態をCTで撮影できるようになりました。心臓カテーテル検査と比べて身体の負担が少なく外来での検査が可能です。

MRI装置

GEヘルスケア社製 SIGNATMExplorer NewGrade 
<検査全体の目安:30分程度>

 脳・脊髄・関節などの部位の検査を精密に行うことができるMRIは、磁気の共鳴によって撮影を行います。そのため放射線による被ばくはないものの、検査時に大きな音がするというデメリットがありました。
 今回導入した機器では、検査時の音が少し小さくなったことで、患者さまの負担が軽減できるようになりました。
 また、撮影技術だけでなく、画像処理の時間も短くなったため、検査の効率が向上しました。

乳房X線撮影装置

GEヘルスケア社製 Senographe PristinaTM 
<検査全体の目安:10分程度>

 乳房は柔らかい組織でできているため、乳房専用のX線撮影装置(マンモグラフィ)を使用します。軟部組織の微妙な濃度差を画像化し、微小石灰化などの早期の乳腺疾患の発見・治療に役立っています。

 今回導入した乳房X線撮影装置は、機器の可動域が今まで以上に広くなり、車いすの方でも楽に撮影できるようになりました。
 また、機器の角に丸みを持たせたガントリに変わったことや、従来よりも圧迫スピードがゆっくりになり、痛みがやわらぐようになったことで、検査に臨む患者さまや健康診断受診者さまの緊張をやわらげ、リラックスして検査を受けられるようになりました。

X線TVシステム

キヤノンメディカルシステムズ社製 Raffine-i 
<検査全体の目安:10分程度>

 デジタルX線TVシステムは、胃など消化管にバリウムを使用して検査するための装置です。従来よりも被ばく線量が大幅に低減し、患者さまにより安心して検査を受けて頂くことができるようになりました。
 今回導入した機器は、主に健康管理センターの人間ドックで行う胃X線検査で使用し、病変の早期発見・早期治療に役立てます。

X線骨密度測定装置(DXA)

HOLOGIC社 Horizon Wi型
<検査全体の目安:15分程度>

 骨密度測定は、骨粗しょう症の診断や治療効果の判定に使用され、低エネルギーX線を用いたDEXA法にて短時間で測定を行っております。

 骨粗鬆症で骨折頻度が高い脊椎(腰椎)や股関節頚部の骨密度を直接的に測定することにより、精度の高い骨密度を測定し、測定データをコンピュータで解析して正常値と比較する事により、診断・治療に役立てます。
 また、ご自身の骨年齢も知ることができます。

一般撮影装置

 頭から足先まで色々な部位を撮影に使用します。コンピューターによるデジタル処理をします。

パノラマ撮影装置

 歯科等の歯列、顎関節、上下顎等の撮影をする装置です。

ポータブルX線撮影装置

 入院中の患者さまの病室で撮影するための装置です。

外科用イメージ

 手術支援のために、様々な角度からX線透視を行うための装置です。