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医師は「乳房(にゅうぼう)」と云っていますが、外来に来られた方は、乳房のことを「胸(むね)」といわれ、乳房が痛いときは、「むねが痛い」と云われます。
これは、乳房が「女性の象徴」であり、「乳房(ちぶさ)」とか「おっぱい」とか、これらの言葉を口にすることが気恥ずかしいため、と思います。 このため、乳房の診察は女性医が行う方がよいと思います。
しかし、「乳腺外来」はもともと外科から分かれたもので、女性医は少ないので、「乳腺外来」と出しているところを受診していただきたいと思います。
検査は、触診の後、X線撮影(マンモグラフィ)及び超音波検査(エコー)を行います。
マンモグラフィは、乳房を挟んで撮影をしますので、乳腺が押さえられる痛みが、問題です。
若い人ほど痛みが強いようです。
エコーは、妊婦さんの胎児を検査するのと同じもので、痛みはありません。
挟む痛みの強い人の場合、マンモグラフィよりもエコーの方が、診断しやすい場合があります。
マンモグラフィが必要な場合は、正確な診断のために、痛くても我慢して検査して下さい。
乳房の病気で問題となるのは乳癌で、触診・エコー・マンモグラフィで大体診断がつきますので、それからの対応は、ゆっくりご説明します。
当院の乳腺外来は、毎週月曜日午後、第5金曜日午後に行っております。
毎週月曜日は、女性の後藤医師が担当します。
第5金曜日は乳腺が専門の鶴賀医師が担当します。