11月14日の世界糖尿病デーにちなんで、医師、看護師、管理栄養士、リハビリスタッフなどで構成される糖尿病チームが11月29日に糖尿病教室を開催しました。今回は糖尿病内科医師による講演会と体験会・相談会を開催するなどいつもより盛りだくさんな内容となりました。
講演会は、当院の糖尿病センター長である佐々木洋光医師が講師を務めました。今回の講演会のテーマは「正しく知ろう糖尿病」でした。初めに、世界糖尿病デーの取り組み、世界における糖尿病の現状を具体的なデータを元に紹介して頂き、糖尿病に対する正しい知識を日本で初めての糖尿病患者として知られる藤原道長を例に挙げて紹介していただきました。糖尿病に対する様々な情報に参加者の皆様はうなずきながら聞いていらっしゃいました。
講義の後に開催した体験会・相談会では、血糖測定体験、栄養相談、お薬相談、骨密度検査、栄養状態や、体成分の過不足を検査できるInBody測定、フットケアから参加者の皆様に3つお選びいただき、各専門スタッフによる検査、結果から日々の生活でのアドバイスを行いました。
参加者の皆さまは積極的に検査に参加してくださり、大変賑やかな雰囲気につつまれたイベントになりました。
雨で足元の悪い中ご参加いただいた参加者の皆さまありがとうございました。
次回の糖尿病教室もご参加をお待ちしています。
骨密度検査の様子
食品サンプルもお配りしました
10月20日(木)看護を語る会を行いました。この会は、各セクションが臨床現場で経験した事例を発表し、グループで互いに語り合う会です。単なる事例や取り組み内容だけなく、その事例に対して現場スタッフたちがどのような気持ちで看護に取り組み、そこから得た学び・気づきを今後どのような看護につなげていきたいかを発表します。それに対して聴き手側は、その事例からの学びだけでなく、発表された事例について自身の看護観や共感したこと、似たような事例での自身の対応例など、テーマに関連のある話題を自由に語り合います。
今回の看護を語る会では、転倒予防、退院支援、現場で患者や医療者が感じるジレンマのように多様な話題が取り上げられました。自由な語りの中では、先輩・後輩や病棟の垣根を越えて、お互いの語りを聴き、うなずき合ったり、似たような体験をしたスタッフからの「あるある!」という共感の声や拍手が沸き上がる場面も見られます。今回は、他部署からの参加者もいたため、「ここは具体的にどうやっているんですか?」というように、看護部の取り組みを吸収しようと活発に質問が行われる場面もみられました。
看護を語る会では、現場で起こる葛藤や、上手くいかなかった失敗例についても扱っています。お互いが経験した困難場面を振り返り、率直に共有・共感し合い、次に活かすことができるようにアドバイスや励ましの声を掛け合う姿がみられ、語り合う機会となりました。
看護部では事例を通じて、より良い看護の実現に向けて、意見を交換し合うことで、情報の共有と仲間同士の絆を深めることを大切にしています。今回の看護を語る会を活かして、さらなる看護の充実を目指していきます。
<発表演目>
・コロナ隔離療養における医療従事者、患者のジレンマ
・告知をしていない患者の関わり~倫理カンファレンスを活用した事例~
・患者の「口から食べたい」を支援するために病棟看護師ができること
・大切な家族とともに最期まで自宅で生きることを支える看護とは
・白内障術後に転棟した患者の事例を通して~患者・家族とともに行う転倒予防~
当院では、インフルエンザ予防接種に関して、ワクチンの入荷状況に伴い、下記のとおり対応させていただきます。
ご理解の程よろしくお願い致します。
午後の予約専用外来につきましては、インターネットまたはお電話で予約を承ります。
東海記念病院さぼてんクラブでは、今年度より春日井市より委託をいただき、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施事業を実施しています。
その事業の一つとして地域の皆様に対しての介護予防、疾病予防についての講座を実施しました。
日時:2022年9月2日(金) 14:00~15:30
場所:南部ふれあいセンター
テーマ「地域で取り組む介護予防」
講師:中部大学生命健康科学部教授
東海記念病院リハビリテーション部
長谷川 龍一 先生
中部大学生命健康科学部の長谷川龍一先生をお招きして講話会+相談会を実施しました。
テーマは「地域で取り組む介護予防」でした。
前半はフレイル、ロコモーティブシンドローム、サルコペニアといった介護予防を意識するためのキーワードをもとに、その発生のメカニズムや予防・回復に向けた取り組みをご紹介いただきました。その中で、セルフチェックも紹介していただき、みなさんで体を動かしながら、ご自身の状態を確認していただきました。
後半は、長谷川先生が長年研究として取り組まれていた、地域の公民館での運動教室の実践例の紹介やその効果をお話いただきました。
東海記念病院さぼてんクラブでは、これまでも長谷川先生にご指導を頂きながら春日井市内各地で介護予防に関わる活動を展開しており、運動教室を中心とした地域の集いの場づくりの支援を行っております。
今年度は春日井市の委託事業の中で、中部中学校区内の集会所や施設にて、介護予防や疾病予防についての講座や評価会を企画しています。
今後もさまざまな取り組みを企画しておりますので、ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。
下記の日程で、2階病棟のリニューアル工事を行います。
今回のリニューアル工事は全病室・病棟内共用部・ナースステーションが対象となります。
4室の個室も設置予定となっております。
工事期間中は、通行止め・騒音・振動などが発生する場合がございます。
大変ご不便とご迷惑をお掛けしますが、快適な環境設備のため、何卒ご理解とご協力をお願い致します。
工事期間:10月7日(金)~11月8日(火)
※工事期間中も外来・入院受付は通常通り運営いたします。
8月2日に報告させていただいた入院患者さま及び職員の新型コロナウイルスの発生につきまして、関係する病棟において一定期間以上新たな発生がないことを確認いたしました。
該当病棟において患者さまの新規入棟の停止等の制限をかけさせて頂きましたが、8月21日より通常の運用を再開しております。
患者さまやご家族の皆様をはじめ関係する皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
引き続き、面会制限等の感染対策を継続し、地域医療における当院の責務を全うしていく所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。
2022年8月22日 病院長
当院の入院患者さま及び職員の新型コロナウイルス陽性が判明し、これを受けて、関係する入院患者さま・職員に検査を実施したところ、本日までに数名の陽性が判明しました。
現在、当該病棟への新規の入棟を停止させていただき、更なる感染防止策の徹底に取り組んでいます。
関係者の皆様には、ご不便ご迷惑をお掛け致しますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
2022年8月2日 病院長
7月9日(土)に七夕コンサートを開催しました。
コンサートの演奏は高蔵寺高等学校吹奏楽部の皆さまに演奏していただきました。「星に願いを」など七夕ならではの曲から様々なジャンルの演奏をしていただき、大変盛り上がりました。
また、毎年恒例の七夕チャリティ募金も行いました。合計で10,196円の募金が集まりました。募金していただいた皆さま、ありがとうございました。ご協力いただいた募金は春日井市社会福祉協議会に寄附させていただきます。
今回の七夕コンサートは久しぶりに行われた院内のイベントということもあり、たくさんの方の笑顔で溢れた空間になりました。また来年もご期待ください。
4月12日~4月17日まで、グルッポふじとうでデイサービス合同作品展が開催され、デイサービス喜峰が作品を出展しました。作品展にはデイサービス5事業所が出展しグルッポふじとうのギャラリースペースを華やかに彩りました。
展示されている作品はいずれも一つ一つ繊細で丁寧に作られたもので、どの作品にも目を惹かれました。デイサービス喜峰制作の作品である「喜峰の木」は春らしく一面に花が満開に咲いており、迫力がありました。また、色とりどりのまつぼっくりや可愛らしいだるま、あかりが灯るランプなどどれもカラフルな作品ばかりでした。
これまでにもデイサービス喜峰では様々なことに取り組んできました。今後とも当院では、新しいことに挑戦、チャレンジする利用者さま方の意欲を応援します。
3月17日(木)に看護部で「看護実践発表会」を行いました。「看護実践発表会」では、当院に受診や入院される患者さまにとって、より満足度の高い看護を受けていただくことを目指した取り組みです。発表会では、各部署のチームごとに設定した目標に対して、一年間実践してきたことの成果を発表しました。
発表された看護実践は、患者さまの転倒・転落・せん妄予防など看護の質向上に関すること、連携を深めるためのスタッフ間情報共有に向けた取り組み、業務改善に関することなど、話題は多岐にわたり、非常に濃密な発表会となりました。
看護部では毎年年度末に看護実践発表会を行っています。普段実践している看護を改めて振り返り、発表することで看護のやりがいを再発見し、看護の喜びを感じる機会になっています。また、より良い看護の実現に向けて、意見を交換し合うことで、情報の共有と仲間同士の絆を深めることを大切にしています。今回の看護実践発表会を活かして、さらなる看護の充実を目指していきます。
<発表演目>
*せん妄予防ケア ~2年目の取り組みと今後の課題~
*外来患者へのフットケア意識調査から見えてきた課題 ~患者との関わりを通して感じた事、考えた事~
*倫理カンファレンスへの取り組み ~患者の意向に沿ったより良い支援への検討~
*転倒・転落予防の取り組み ~見守りボードを活用して~
*個別性をいかした退院指導表の作成 ~自宅退院に不安をもつ患者家族に指導表を活用して~
など
昨年度に引き続き、医療法人社団喜峰会は「健康経営優良法人(大規模法人部門)」に認定されました。今年度は、健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定法人の中でも健康経営度調査結果の上位500法人が認定される「ホワイト500」に認定されました。
健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度として経済産業省が推進している制度です。
1950年創業の医療法人社団喜峰会は、職員全員が家族のようなあたたかい血の通った医療を提供する法人という創設者の思いと共に、地域の医療や介護、健康増進を含めて地域に貢献すべく取り組んで参りました。
今後100年企業を目指して、当法人の理念やクレドを基に、地域の皆さまへ医療法人として貢献をしていくためには、職員そしてその家族が心身ともに健康で活き活きとすることが何より大切であると再認識しております。
健康経営優良法人の認定基準では、従業員の生活習慣病などの発生予防や、従業員の生産性低下防止のための取り組みなど様々な項目があります。当法人では今年度の新たな重点課題として「生活習慣病等の疾病の高リスク者に対する重症化予防」を掲げ、課題解決に向けた様々な取り組みを行ったことが評価され、ホワイト500の認定を受けることができました。
今後、職員そしてその家族へ更なる健康を支援していくために健康経営の質の向上に取り組むことで、地域により良い医療・介護を提供してまいります。