2020/12/16

リハビリテーション研究会を行いました

リハビリテーション研究会

 11月26日・27日の2日にわたり東海記念病院リハビリテーション研究会を実施しました。
年に1回ずつ実施しているこのリハビリテーション研究会では、リハビリテーション部のスタッフ全員が、臨床研究や症例報告、チーム活動の報告など多岐にわたるテーマで発表を行いました。総勢15題の演題が集まり、活気あふれる議論が交わされました。

 今年は、最新のロボットを使った研究や、地域包括ケア病棟の活動量向上プログラム、パーキンソン患者のブラッシュアップ入院などなど、将来に向けた新たな取り組みの予備研究となるものが多く、今後、患者さまに応用していく事が期待できるものが多くありました。

 今年は感染症対策のため、密集はしないよう配慮した企画でしたが、当院のリハビリアリーナは体育館のように広々とした空間ですので、職員の健康に配慮しながらこのような研修・勉強会も継続して行うことができる強みがあります。この強みを活かしながら、東海記念病院リハビリテーション部では様々なプロジェクトを計画・実行し、地域の皆様のお役立ちできるようこれからも頑張ります。

2020/12/16

まちの保健室健康講座「骨粗鬆症を防ぐ栄養について」を行いました

まちの保健室


 2020年11月13日(金)にグルッポふじとうで、まちの保健室健康講座を行いました。
 今回のテーマは、「骨粗鬆症を防ぐ栄養について」でした。当日は26名と大変多くの方にお越しいただきました。
 講演までの待ち時間で行った無料骨密度測定会にも多くの方がご参加いただき、皆さんの関心の高さを感じながら講座の時間を迎えました。
講師は、東海記念病院の骨粗鬆症チームから看護師の綱川千尋と管理栄養士の藍川智津が務めました。

 看護師の綱川からは骨粗鬆症の病気について簡単な説明だけでなく、日々の生活での骨粗鬆症を予防するための予防方法など、皆さんの興味関心が高そうなお話をさせていただきました。
 骨粗鬆症では、その病気になってしまうことへの予防だけでなく、転倒・骨折をすることへ最も注意しなければなりません。講演の中であった転ばないための自宅環境の工夫については、ぜひ皆様のご自宅でもお試しください。

 また、管理栄養士の藍川からは、国が推奨している骨粗鬆症の予防に向けたカルシウム摂取基準と照らし合わせながら、身体にいい食材の解説だけではなく普段の食事の中で必要な食材を一日当たりに摂ったほうが良い分量の目安や、予防にオススメの食材を使った簡単レシピの紹介し、もっと手軽に予防活動をしていただくことができるようなアドバイスを行いました。
 予防と聞くと、新しいことを始めなければならないというイメージがあるかもしれません。しかし、納豆・しらす・牛乳など身近な食材にこそ骨粗鬆症の予防にとても役立ちます。日々の食事の中で骨粗鬆症の予防ができるように、少しずつ工夫をしてみましょう
東海記念病院では、病院内のチーム活動として、骨粗鬆症チームがあります。地域の方々への病気の啓発や、早期発見ができるよう健診活動などを積極的に行っております。月に1回、不定期で(※)外来にて無料骨密度測定会を実施しています。
どなたでも無料でご参加いただけますので、気軽にお越しください。

 多数の方のご参加をいただきありがとうございました。来月もご参加お待ちしております。

※12月は骨粗鬆症チーム無料骨密度測定会は24日9時~11時に東海記念病院にて開催予定です。

まちの保健室

 『春日井市まちの保健室モデル事業』の一環として、東海記念病院さぼてんクラブが実施している企画です。月に1回、医療・介護・健康に関するテーマで地域の皆さまに向けて無料の講座を開催しています。

 次回は、1月8日(金)14:00~グルッポふじとうで『訪問診療からみた病気の予防について』というテーマで開催します。講師は地域包括・訪問診療部 佐賀孝医師です。先着30名様までの受付ですので、電話申し込みにて奮ってお申し込みください。

 次回もお楽しみに!

2020/11/24

発熱(新型コロナ感染の疑いも含む)で受診される患者さまへ

 当院では、来院者及び病院職員を感染症拡大から守るために、「発熱外来」を設置しております。
 下記の症状で受診希望の方は、事前に病院へ電話連絡(0568-88-0568)をいただき、職員の指示に従って受診をお願いいたします。
 何卒ご協力のほどお願い致します。

症状

37.5℃以上の発熱がある方

新たに出現した咳・鼻水がある方

息苦しさ(呼吸困難)がある方

全身倦怠感のある方

新たな味や臭いに異常がある方

下痢のある方

 など新型コロナ感染を疑う場合

新型コロナ感染者との接触

 数日前に新型コロナ感染者、または濃厚接触者の方と接触があった方

発熱外来設置時間

 平日:13:00 ~ 16:30
 土日祝日:設置なし

発熱外来受付時間

 平日9時から当日の予約をいたします

受診の流れ

 下記の流れに沿った受診をお願いいたします。また、詳細は電話連絡時の職員の指示に従ってください。

① 発熱外来受付

病院へ事前に電話連絡をお願いします。

発熱からの時間や症状を職員にお伝えください。

② 指定時間に来院

病院へは公共交通機関を使用せず自家用車でお越しください。また、下図の場所に駐車してください。

発熱外来

病院の駐車場から病院へ再度電話をして、職員の指示に従ってください。

③ 検 査

 症状・発熱からの経過時間に合わせて検査を行います。
※検査の種類によって、検査結果が出るのは翌日になることを予めご了承ください。
※検査結果によって受診方法とその後の流れが異なります。職員の指示に従ってください。

お問い合わせ先

 0568-88-0568(代表)

 来院者及び病院職員の健康を守るために、ご理解とご協力をお願いいたします。

2020/11/16

70周年クリーン活動を行いました

70周年クリーン活動


 先月に引き続き、11/7(土)に70周年クリーン活動を行いました。今回はなんとか天気も曇り空で病院周辺の院外清掃を行うことができました。

 東は国道19号交差点まで、西は藤山台緑地の手前まで、病院側と病院の向かい側の歩道を歩きながら、周辺道路の草刈り、ゴミ拾いや側溝の落ち葉拾いなどを行いました。
普段何気なく歩いている歩道も、よく見るとゴミがたくさん捨てられており、終わってみれば大きなごみ袋14袋分も集めることができました。落ち葉がたまって詰まりそうだった側溝も、すっかりキレイになりました。

 休日にもかかわらず、14名の職員とお子さんにも参加して頂き、皆さん汗を流して懸命に作業をしました。参加された職員の皆さん、お疲れさまでした。

清掃


清掃


清掃


2020/11/13

世界糖尿病デー特別教室を開催しました

世界糖尿病デー


 11月14日の世界糖尿病デーにちなんで、看護師、管理栄養士、リハビリスタッフなどで構成される糖尿病チームが11月2日に糖尿病教室を開催しました。今回は70周年プロジェクトの一環として、特別講師による講演と健康チェックスタンプラリーを開催するなどいつもより豪華な企画となりました。

 特別講演では講師として、名古屋大学地域医療教育学講座講師であり、当院の糖尿病内科外来非常勤医師である岡崎研太郎医師にお越しいただきました。
糖尿病の基本的な知識から予防方法、ストレスや癌などとの関係をクイズ形式で紹介していただきました。
糖尿病は生活習慣病の代表的な疾患です。日々の食事や運動のバランスが非常に大きく関わっています。特に糖尿病予防に効果的なのが野菜ですが、野菜摂取量(厚生労働省の平成28年国民健康・栄養調査)が全国ワースト1といわれる愛知県では男女ともに野菜の摂取量が少ないという事実に、参加者の皆さまから驚きの声が上がっていました。
 また、脱水を防ぐために水分を摂取するときに取りすぎてしまう危険のある糖分や、ストレスがたまることで血糖値が上がりやすくなることなど、日々の生活に潜む糖尿病の危険性を親しみやすい形で講義を行って頂きました。

 講義の後に開催した健康チェックスタンプラリーでは、おなじみ血糖測定だけでなく、管理栄養士の食事相談・骨密度検査、看護師のフットケア、リハビリスタッフのロコモチェックなど、それぞれが得意分野を活かして、参加者の皆さまの検査を行ったり、日々の生活のアドバイスを行いました。

 感染症予防のため、参加者さま同士の距離を確保したり、こまめな消毒をしながらのイベントですが、参加者の皆さまが快くご協力いただいたおかげで、お一人でもご夫婦でもお祭りのように楽しんでいただける催しとなりました。

 雨で足元の悪い中ご参加いただいた参加者の皆さま、糖尿病を分かりやすくおしえてくださった岡崎先生、ありがとうございました。

 次回の糖尿病教室にもご参加をお待ちしています。

世界糖尿病デー

糖質OFFの食品サンプルもお配りしました

世界糖尿病デー

血糖測定も行いました

2020/11/09

パン333個の寄付を頂きました

パン寄付


パン寄付


 「医療従事者を食で応援したい」とのことで、11月6日(金)に春日井中央ライオンズクラブ様からパン333個の寄付をいただきました。パンはワーカー鷹来様、なかぎりワークス様の手作りのもので、なんと333個のパン一つひとつに手書きのメッセージが添えられていました。

パン

 12時30分の配布開始前からパンを待つ職員の列ができ、30分足らずであっという間に配り終えてしまいました。7種類のパンはどれも本当に美味しく、おいしいパンと心のこもったメッセージに職員みな笑顔になりました。
 
 ちなみに、どちらのパンも春日井市役所にて販売を行っているそうなので、気になった方は是非買いに行ってみてください。

 春日井中央ライオンズクラブ様、ワーカー鷹来様、なかぎりワークス様、本当にありがとうございました。

パン


パン


2020/10/23

まちの保健室健康講座「認知症を知ろう -関わり方や予防について-」を行いました

まちの保健室健康講座の様子


 2020年10月9日(金)にグルッポふじとうで、今年度第一回目のまちの保健室健康講座を行いました。
 新型コロナウイルス感染症対策の影響で延期を余儀なくされていましたが、感染症対策を考え、会場の変更をすることで、講座を開始することができました。当日は定員の19名の方々にお集まりいただき、大盛況の開催となりました。

 今回のテーマは『認知症を知ろう -関わり方や予防について-』です。
講師は、春日井市地域包括支援センター藤山台・岩成台の三浦嘉丈センター長と当院の渡邊英弘(作業療法士)が担当し、認知症をテーマに認知症患者さまとの『関わり方』のポイントと、生活の中で行うことができる認知症予防の情報をお話ししました。

 三浦センター長からは、地域包括支援センター職員として相談業務にあたる中で、認知症の方々と接する際に注意することや、どのようにコミュニケーションをとると良いか、家族としてどのようなかかわり方がおススメか、認知症かなと思う方を発見した際の対処法などをお話いただきました。認知症の方と関わるポイントは「怒らない・否定しない・共感する」という3つの姿勢です。これらの姿勢は認知症の方だけでなく、話し相手に安心感を持っていただきやすい接し方ですので、普段の会話でも使うことができるポイントです。
しかしながら、家族だけでこれらに気をつけながら認知症の介護をすることはとても難しいことですので、ぜひ地域の病院や地域包括支援センターなどの専門機関を利用して、認知症の方を地域で一緒に支えていきましょう。

 渡邊作業療法士からは、認知症予防の取り組みを紹介しました。その中で、頭と体を同時に動かすコグニサイズの紹介があり、皆さまにも体験して頂きました。また、運動だけでなく、睡眠と認知症との関係や最新の研究のご紹介など、情報盛りだくさんの内容となりました。コグニサイズはぜひ、ご自宅でも続けてみてください。

 講義終了後には認知症個別相談会を行い、「認知症を疑う場合には実際にどのようにしたら良いのか?」という今後への不安や、「うちはこういうことで困ってることがあって・・・」というように今実際に困っていることなど、たくさんの個別相談も頂き、認知症への関心の高さを肌で実感しました。
 地域包括支援センターでは、地域の高齢者に係る相談窓口として、皆さまの相談に応じています。介護や医療、暮らしについての相談を受け付けておりますので、グルッポふじとう1階『春日井市地域包括支援センター藤山台・岩成台』までお越しください。

 多数の方のご参加をいただきありがとうございました。来月もご参加お待ちしております。

まちの保健室

 『春日井市まちの保健室モデル事業』の一環として、東海記念病院さぼてんクラブが実施している企画です。月に1回、医療・介護・健康に関するテーマで地域の皆さまに向けて無料の講座を開催しています。今年度は、あと4回の開催を予定しています。

 次回は、11月13日(金)14:30~グルッポふじとうで『骨粗鬆症を防ぐ栄養について』というテーマで開催します。講師は東海記念病院の骨粗鬆症リエゾンマネージャーである看護師:綱川千尋と、管理栄養士:藍川智津より「骨粗鬆症を予防するための食事の取り方」についてお伝えします!
 なお、講演に先立って13:30~ 骨密度測定 (無料) を開催します。電話申し込み先着15名様までの受付ですので、奮ってご参加ください。
 次回もお楽しみに!

2020/10/19

70周年クリーン活動を行いました

70周年クリーン活動


 10/17(土)に70周年クリーン活動を行いました。予定していた周辺道路の草刈りはあいにく雨で中止となってしまいましたので、急遽院内清掃に変更しました。

 共用スペースを中心に普段は移動させない棚の後ろや上、窓のサッシ、壁のスキマ、絵画のホコリetc etc……集まったスタッフが手分けして清掃。普段は清掃できない場所なので非常に掃除のし甲斐があり、終わった後の達成感も一段と感じられる清掃でした。
来院された方が少しでも気持ちよく過ごすことができ、働くスタッフが少しでも気持ちよく働くことができるように心を込めて清掃を行うことができました。

 休日にもかかわらず病院のためにボランティアで集まったスタッフ36人の皆さんもお疲れ様でした。

 11/21(土)には今回清掃する予定だった周辺道路の草刈りを行う予定です。

清掃


清掃


清掃


2020/10/09

献血を開催しました

献血


献血


 10/2(金)に愛知県赤十字血液センターに来院いただき、病院玄関付近で献血活動を行いました。献血活動を呼びかけた結果、職員や一般の方を含めて41名にご協力いただくことができ、6月と10月合わせて約80名に協力をいただくことができました。
 今年度2回目の開催で、慣れた様子で2回とも協力いただけた人もいれば、今回が人生初めての献血でドキドキしながら献血をする人もいましたが、どなたも献血後に体調を崩すこともなく、無事終了することができました。

 新型コロナウイルス感染症による影響で、全国的に輸血のための血液在庫が不安定となっています。輸血用血液の有効期間は短いため、需要に見合うよう毎日約13,000人の方に献血協力をいただく必要があります。

 お近くの献血ルームや献血バスなどで行うことができますので、ご協力をお願いいたします。

 当院では来年2月にも献血を開催予定です。事前に告知致しますので、時間に余裕がある方はぜひお立ち寄りください。

2020/09/04

院内菜園の農園長任命式を行いました

任命式


 園芸療法の一環としてはじめた院内菜園の農園長任命式を行いました。
 農園長に就任いただいたのは、ボランティアで野菜の栽培指導をしてくださっている芹澤さまです。もともと東海記念病院と通所リハビリに通っていて、通所リハビリ卒業を期にボランティアとして患者さまや利用者さまのお話や相談相手として活躍いただく予定でしたが、感染症予防のためリハビリ菜園や緑化活動に専念いただき、大活躍いただいています。

調理訓練

 当院では、今年度初めて入院患者さま向けにリハビリの園芸療法を開始するにあたり、初めての畑づくりで硬い土壌から始めたうえに、今年は梅雨が長引き、作物の成長のずれなど、なかなか思い通りに進まない中、芹澤農園長の長年の経験を活かした指導のおかげで、見事な野菜が収穫できました。

 今回、農園長に就任してくださった芹澤さまのように、趣味興味を活用した地域の方の社会参加の場づくりの一環としても活用されるように、広く地域に開かれた医療機関を目指します。

園芸療法

《園芸療法って??》
 園芸療法はもともと、18世紀ごろのヨーロッパで始まり、1950年ごろアメリカで発展した療法です。農作物だけでなく花や緑を育てるという手軽さで近年広まりを見せています。
 園芸療法のリハビリへの活用としては、
①畑へ行くまでの歩行訓練
②作物の水やりや収穫などでじょうろ・ハサミなどの道具を使う作業訓練
による身体機能の維持・回復が注目されますが、それ以外にも植物に接し、育てることで五感が刺激され、社会活動への意欲の回復、ストレス軽減、スタッフや患者さま同士のコミュニケーション促進など様々な精神療法の側面を持っており、日本では精神科病院や精神科デイケアの精神ケアプログラムとしても活用されています。

2020/07/21

オンライン面会を開始しました

オンライン面会

 当院では感染症対策の一環として面会規制を行って参りましたが、今後規制下でも入院中の患者さまと面会を行って頂くことができるようにオンライン面会を開始しました。

 オンライン面会には予約が必要となりますので、下記のページから申し込みをお願いいたします。

2020/06/11

献血を開催しました

献血


献血


 6/5(金)に愛知県赤十字血液センターに来院いただき、献血活動を呼びかけた結果、職員や一般の方を含めて42名にご協力いただくことができました。

 新型コロナウイルス感染症による影響で、全国的に輸血のための血液在庫が不安定となっています。輸血用血液の有効期間は短いため、需要に見合うよう毎日約13,000人の方に献血協力をいただく必要があります。

 お近くの献血ルームや献血バスなどで行うことができますので、ご協力をお願いいたします。

 また、10/2(金)にも開催予定ですので、お時間に余裕がある方はぜひお立ち寄りください。

2020/03/11

地域包括支援センターが「地域ケア会議の参加者と創った取り組み発表会」で発表を行いました

地域ケア会議②


 2月26日(金)春日井市総合福祉センターで春日井市主催の「地域ケア会議の参加者と創った取り組みの発表会」が行われました。市内地域包括支援センター(11事業所)のうち選ばれた4事業所の一つとして、昨年度に引き続き今年度も、当法人が運営する春日井市地域包括支援センター藤山台・岩成台が発表を行いました。
 地域ケア会議とは、地域の民生委員や自治会など地域住民が中心となって、地域課題の解決を目指す会議です。その中で地域包括支援センターは、地域全体の課題解決に向けた話し合いのファシリテーター役や、市町村、関係団体、社会資源などへのつなぎ役を担い、地域が課題解決を達成できるようなサポートを行っています。 

 今回、当センターは、「未来ヴィレッジin藤山台」という地域の子育て世代と高齢者が簡単な内職(食品用の箱作りやクッション材づくり)や食事を通じて、世代間交流を行う試みに関わった事例を発表しました。
 高蔵寺ニュータウン周辺は坂が多く、高齢者が免許返納等で車を運転できなくなると家に閉じこもりがちになってしまうケースが多くあります。特に退職後の男性高齢者はその傾向が強く、地域で課題となっていました。他にも世代間の交流もできるようにしたいという地域の希望を実現するために、当センターは社会福祉協議会、自治会・NPO法人などの多数の方々へのつなぎ役を担い、話し合いや企画・運営支援を昨年夏から行ってきました。
 こうして実現したのが、今回の「未来ヴィレッジin藤山台」(年4回開催)という取り組みでした。もともとターゲットとしていた男性高齢者は、簡単な内職を通じて活力を取り戻し、地域貢献への意欲を見つけると同時に、参加した子供たちと接することで、お互いの見守りや多世代交流のきっかけとなりました。 

 当センターは、2018年4月にできた多世代交流拠点施設「グルッポふじとう」の中にあるため、子供から高齢者までが日常的に集まります。その利点を活かし、高蔵寺ニュータウン周辺の活性化のためこれからも地域への催しの情報発信や、つながりづくりに積極的に取り組んでいきたいと考えています。

地域ケア会議①

市内地域包括支援センター職員や取り組みに参加された地域の皆さまも来場されました

パネル展示も行いました

2020/03/06

「姿勢と歩き方を見直そう」講座を行いました

高森台老人会


 2月10日(月)に高森台集会所で行われた、高森台地区社会福祉協議会主催「10の会」に講師として参加しました。今回のテーマは『姿勢と歩き方を見直そう』です。講師は、さぼてんクラブの谷口(理学療法士)が担当し、高森台老人会の多くの方々にお集まりいただきました。

 身体の不調や疾患には、生活習慣の乱れによって引き起こされるものが多くあります。姿勢の乱れも習慣化されることで、骨や筋肉への負担が蓄積され、転んだりぶつけたりすることで思わぬケガになってしまいます。
 日ごろから転倒しないように気を付けることは大切ですが、万が一転倒やぶつけたりしてもケガや骨折を重症化させないように身体の調子を整えておくことがとても大切となります。

 今回の講座では、立つとき・歩くときなど日常で行う基本的な動作の中で気を付けたいことや、その場でできるストレッチ・筋トレを行いました。習慣的に筋トレを行っている方からは「いつもやってるよ!」という声や、それを聞いた周りの方々も「私もやってみよう!」と意欲を高め合うなど、体をほぐしたことで参加者同士の会話も生まれる様子もうかがうことができました。
 
 参加いただいた高森台老人会の皆さまありがとうございました。今後もさぼてんクラブは、地域の元気な方の身体づくりを応援します。

2020/02/20

まちの保健室「栄養で免疫力アップ」を行いました

 2月13日(木)に岩成台第1集会所で、まちの保健室健康講座を行いました。今回のテーマは『栄養で免疫力アップ』。講師は、当院栄養科の藍川智津(管理栄養士)が担当し、23名の方々にお集まりいただき、大盛況となりました。

まちの保健室


まちの保健室


 寒い冬に健康を維持するためには、食事だけでなく、適度な運動や睡眠などの生活習慣の改善や免疫力アップが必要です。そのため下記のように食事や栄養について、日常生活ですぐに取り入れられることをお話ししました。
・冬になぜ体調を崩しやすいのか
・体調を崩さないための栄養の取り方
・普段の食事メニューや調理方法の工夫
・身体にいい食材の紹介
 他にも、栄養士の視点から見た栄養食品の豆知識は特に好評で、大変充実した講座となりました。
講座の中で、参加者の皆さまから積極的に質問をいただき、対話しながらの講座となり、いつも以上に皆さまのお話を聴くことができました。講座終了後には、実際に食欲がない時に活用できるよう、病院でも採用している栄養補助食品のサンプルをお持ち帰りいただきました。ぜひご自宅で活用ください!

 寒い中、講座に参加いただきありがとうございました。 春日井市地域包括支援センター藤山台・岩成台と東海記念病院さぼてんクラブのコラボ企画『まちの保健室健康講座』は月に1回、医療・介護・健康に関するテーマで開催しております。

まちの保健室

 次回は、3月13日(金)14:30~グルッポふじとう たまりばルームで『人生を最期まで生き抜く』というテーマで開催します。春日井市民病院 がん相談支援センター師長 森本 祐子先生(看護師)に講座を担当して頂き、人生の最期を多く支援してきた今までの経験を踏まえてお話しをしていただきます。
 また、人生最終段階における意思決定について「もしバナゲーム」を使用したワークを行う予定です。自分自身の最期はどのように迎えたいかゲームをしながら考えてみましょう。
※スペースの都合上、参加人数に限りがある場合がありますのでご了承ください。

 次回もお楽しみに!

2020/02/17

春日井市救急技術指導会を開催しました

救急技術指導会


救急技術指導会


 2月6日(木)に令和元年度 春日井市消防本部救急技術指導会を開催しました。救急技術指導会は、毎年当院と春日井市消防本部が共同で開催しています。救急の現場における救急隊員の模擬訓練を通じ、現場の救急活動における迅速な判断力や医療知識の向上により、救急隊と病院が一体となって地域の救急医療に貢献できるようになることを目的で開催されています。

 今年度のテーマは「脳卒中疑いのある意識障害」と「アナフィラキシーショック」を想定した訓練内容でした。
 1症例目では、60歳男性が自宅で動くことができなくなった事例です。観察視点、脳血管疾患の中の可能性の絞り込み、可能性から判断した体位や角度を考慮した搬送方法など、判断根拠の確認など多くの情報をもとに救急隊の皆さまが現場で救急業務を行っている様子を知ることができました。
 また2症例目では、50歳男性の動悸・呼吸苦を伴うアナフィラキシーショックが強く疑われる事例です。本事例では患者が事前にアナフィラキシーショックに有効なエピネフリン製剤を処方されている症例で、搬送前に本人・家族の同意の下救急救命措置として救急救命士がエピネフリン投与を行った後、病院へ搬送を行うというものでした。実際は発生したことが無い架空の事例ですが、現場における判断のスピードや処置スムーズさは非常にレベルが高く、日ごろから適切に訓練が行われている様子が分かる内容でした。

 訓練後には、当院の桑山医師と林医師による今回の症例のフィードバックを行い、病態に合わせた搬送方法、疾患の特徴を捉えるための観察方法、家族への質問の仕方など、現場で救急活動に必要な情報を数多く学ぶことができる技術指導会となりました。

 春日井市消防本部の皆さまありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

2020/02/06

まちの保健室「今すぐはじめよう 誤嚥予防」講座を行いました

 1月10日(金)にグルッポふじとうで、まちの保健室健康講座を行いました。今回のテーマは『今すぐはじめよう 誤嚥予防』。講師として、三好歯科医院の三好慶忠先生をお招きし、誤嚥性肺炎になぜなるのか?その予防方法は?といった内容でお話しいただきました。

まちの保健室


まちの保健室


 当日は30名の方に参加いただき、大好評の講座となりました。
 高齢の方は、一般的に年を重ねるごとに噛む力や飲み込む力が弱まります。これらが原因で起こりやすい誤嚥性肺炎の予防では、年齢を重ねるにつれて柔らかいものを好んで食べる→噛む機能が低下する→噛めなくなる→さらに柔らかいものを好んで食べる・・・という負のスパイラルに陥らないことが非常に重要となります。今回の三好先生の講座では、高齢になればなるほど噛んで食べることが健康づくりの基本ということを学ぶことができるものでした。

 講座が終わった後も、個別の相談が後を絶たず、ご参加いただいた方々の食べることや歯についての関心の高さと、にこやかに丁寧な説明を行う三好先生を見て高蔵寺地域で愛される先生であることがうかがうことができました。

 寒い中、講座に参加いただきありがとうございました。また、大変お忙しい診療の合間に講師を引き受けていただいた三好先生、ありがとうございました。

まちの保健室

 地域包括支援センター藤山台・岩成台と東海記念病院さぼてんクラブのコラボ企画『まちの保健室健康講座』は月に1回、医療・介護・健康に関するテーマで様々な場所で開催しております。
 次回は、2月14日(木)14:00~岩成台第1集会所で『栄養で免疫力アップ』というテーマで開催します。東海記念病院管理栄養士が、寒い冬を元気に乗り切るための免疫力アップに向けた食事の内容や工夫についてお話をする予定です。

 次回もお楽しみに!