当センターは人間ドック健診施設機能評価認定施設です

特定健診・特定保健指導

Specific Health Checkup and Specific Health Guidance

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健康管理センターでの検査は事前予約制となっています。

健康管理センター電話番号
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健康管理センターFAX番号
0568-93-0108
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特定健康診査(特定健診)と特定保健指導

健康な暮らしを送るために今できることがあります。

 2008年4月から、医療保険者(社会保険,国民健康保険)において、40歳から74歳までの保険加入者を対象とした健康診断の実施が義務化されました。この新たに制度化された健康診断を『特定健康診査(特定健診)』と呼びます。これにより、今までは健康診断を積極的に受ける機会が無かった主婦や高齢者層も、今回の制度制定を機に毎年健康診断を受けられるようになりました。
 特定健診の大きな特徴として挙げられるのが、現在ニュースやテレビ番組などでも取り上げられることが多いメタボリックシンドロームの減少を目標に特化した制度であることです。また、検診の結果をチェックし、検査を受けた人の中で健康リスクが高い人を保健指導対象者としてグループ化し、おのおののグループのリスクに応じた健康指導支援を行っていきます。これを『特定保健指導』と呼びます。

検査項目について

●質問表(服薬歴,喫煙歴等)
●身体計測(身長,体重,BMI,腹囲)※BMI=体重÷身長(m)÷身長(m)
●理学的検査(身体診察)
●血圧測定
●血液検査 、脂質検査(中性脂肪,HDLコレステロール、LDLコレステロール、non-HDLコレステロール) 、
 血糖検査(空腹時血糖及びHbA1c) 、肝機能検査(GOT,GPT,γ-GTP)
●検尿(尿糖,尿蛋白)

 質問票に記入後、上記検診を受け、さらに一定の基準のもとに医師が検査の必要を認めた場合には、心電図検査,眼底検査,貧血検査(赤血球数,血色素量,ヘマトクリット値)、腎機能検査(クレアチニン、eGFR)が行われます。 質問票の回答と検診結果から、保健指導対象者のグループ分けを行います。この振り分けは3つのステップで行われます。

料金について

特定健康診査
※必須項目のみ
7,150円(税込)

特定健康診査(特定健診)と特定保健指導の流れ

ステップ1 内臓脂肪の蓄積に着目してリスク判定

男性 女性
グループ(1) 腹囲が85cm以上 腹囲が90cm以上
グループ(2) 腹囲が85cm未満かつBMIが25以上 腹囲が90cm未満かつBMIが25以上

 腹囲測定の結果によって、検査を受けた人をふたつのグループに振り分けます。
 腹囲が一定の基準値を超える場合はグループ(1)になります。腹囲が一定の基準を超えていなくても、BMIが25以上の場合はグループ(2)に振り分けられます。
  なお、ここでグループ(1)(2)のどちらにも当てはまらない場合、保健指導対象者にはならないと判断されます。

ステップ2 健診結果からリスクをカウント

(1)血糖
空腹時血糖値が100mg/dl以上またはHbA1c(NGSP)が5.6%以上
(2)脂質
中性脂肪が150mg/dl以上またはHDLコレステロールが40mg/dl未満
(3)血圧
収縮期血圧(最高血圧)130mmHg以上または拡張期血圧(最低血圧)85mmHg以上
(4)喫煙歴
(1)~(3)が1つでも当てはまった場合にリスクとしてカウント

 ここでは、健診結果・問診票からリスクがいくつあるかをカウントします。
 上記(1)~(4)の項目に当てはまった場合、それぞれ1ポイントカウントします。

ステップ3 保健対象者のグループ分け

グループ(1) グループ(2)
積極的支援レベル 2ポイント以上 3ポイント以上
動機づけ支援レベル 1ポイント 1~2ポイント
情報提供レベル 0ポイント 0ポイント

 ステップ1と2の結果を受け、最終的にどの程度の保健指導が必要であるかを振り分けます。
保健指導対象者は
●積極的支援レベル ●動機づけ支援レベル ●情報提供レベル
の3グループに分けられます。
 ただし、3グループに振り分けられた人の中でも例外になる場合があります。服薬中の人については、特定の医療機関による一貫した指導が行われることが好ましいので、指導の対象にはなりません。
  特定保健指導では、対象者の支援レベルごとに、異なった指導を行っていきます。それぞれの人に、生活習慣の振り返りと健診結果から現在の健康状態を自覚してもらい、生活改善のための自主的な取り組みを継続して行うことができるようになるよう、医師,保健師,管理栄養士などの、直接もしくは電話や電子メールといった 媒体を利用した面接や指導のもとで、行動計画を策定していきます。

  特定健診・特定保健指導は正しい生活習慣を身につけていただき、健康の増進を図り、将来の医療費増大を抑制するための制度です。
私たち個人の意識が高まらないことには高い効果を得る結果には結びつきません。毎年の健康診断をきっかけに、自分の健康状態について、深く見直してみてはどうでしょうか。