糖尿病内科

Endocrinology and Metabolism

糖尿病について

 2004年の厚生労働省の調査では、糖尿病が強く疑われる人は740万人、糖尿病の可能性を否定できない人を含めると1620万人に及ぶと報告されています。
 糖尿病は網膜症による失明、腎症による透析、神経障害の進行による壊疽や下肢切断などをもたらし、生活の質を著しく低下させます。
 また、近年では心筋梗塞や脳血管障害などの動脈硬化疾患を基盤にした大血管障害が問題になっています。
 増え続ける糖尿病の患者さまについては、定期的に通院していただき適切な治療を受け、合併症を予防することがたいへん重要であると考えています。
 すでに糖尿病と診断されている方、健康診断等で疑いのある方、糖尿病の検査を希望される方はぜひ御相談ください。

外来受診時の定期検査について

 糖尿病は自覚症状がないことが多いので、病気がどの程度進んでいるのかを定期チェック(検査)していく必要があります。
 全身に起こる合併症を早く見つけて対処していくのに、さまざまな検査が必要となります。
 起こる合併症を早く見つけて対処していくのに、さまざまな検査が必要となります。

血糖検査
測定した時の血液中にあるブドウ糖の状態を示します。
ヘモグロビンA1c検査
過去1~2ヶ月の血糖値の平均を示し、血糖コントロールの指標として月に1度検査します。
尿検査
尿中の糖・蛋白等を検査します。
尿中微量アルブミン
糖尿病性腎症の早期発見になります。
腎症の検査には他にも尿蛋白・血液中の尿素窒素・クレアチニンなどがあります。
血中脂質
血液中の“悪玉コレステロール”、“中性脂肪”は動脈硬化を促進します。
肝機能検査
肝臓の機能の中には血糖の調節があり、肝臓が正常に機能しているかを調べる検査です。

常勤医師紹介

佐々木 洋光 (東海記念病院 院長 / 糖尿病センター長)

佐々木医師
専門分野
糖尿病内科一般
資格
日本内科学会認定内科医
日本内科学会認定総合内科専門医・指導医
日本糖尿病学会糖尿病専門医・研修指導医
日本医師会認定産業医

非常勤医師紹介

佐藤 寿一

専門分野
糖尿病治療における運動療法
資格

速水 智英

専門分野
糖尿病内科一般
資格
日本内科学会認定内科医
日本糖尿病学会糖尿病専門医